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治療を開始した患者さんより質問を頂きました。
『フルタイムで働けなくなったのは、心の問題ですか?体の問題ですか?』
この方は徐々に気持ちが落ち込み、仕事中に息が苦しくなったり、胸を締め付ける痛みが出たりする症状に悩んで来院されました。
あちこちの病院をめぐっては『異常なし』と判断され、心療内科を受診し始めたが、薬では原因を解決できないと自己判断し、それからはあちこちの整骨院や整体を訪問。
真面目にしばらく通っては変化がなく、さらに落ち込んでいた状況でご縁があって出会うことができました。
問診を行い、症状や不調、不健康の原因がいつできるのか、原因を放置すると何が起こるのか、ここではそれをどうやって治療するのか、どうやって健康を取り戻すのか等を丁寧に説明させて頂きました。
納得頂き治療を開始して4回目、今まで寝てもすぐに目が覚めたり、短時間しか寝れなかったのが『ぐっすり眠れるようになりました』
そして
『とにかくずっと眠いです!』 |
と言って頂きました。僕にとっては最高の治療成果です。今まで寝れずに回復できなかった体が、眠れるようになったことで回復しようと睡眠時間長くとりたいと思っているんですよ。
寝れないより寝れる方が気持ちいいでしょ?とお話させて頂きました。今まで睡眠時間が少なかった患者さんによくあることで、眠たいなら寝れるだけ寝たほうがいいと毎回お話しています。
睡眠以外で健康を回復することはできないので、睡眠が重要です!
そんな状態になった患者さんから表題の質問をされたのですが、答えは一つ
統計的にもこれが原理原則ですが
『体から始まり、心に問題が起きます』 |
PTSD等の心的外傷後ストレス障害になるような出来事は除きますが、ほぼ全てが体の問題から始まります。この方も最初肩こりや首の張りから始まっていましたが、僕が問診で聞き出すまでは忘れていました。
うつ病患者の統計でも最初は肩こりや腰痛などから始まり、慢性痛になり、それが長い期間続いた後うつ病を発症する方が一番多いです。
慢性的に肩こりや腰痛になると、それが通常になる為、気づかない方がほとんどです。
不健康は知らない間に始まり、ゆっくりと進行する為、殆どの人は自覚がないまま不健康な状態に慣れてしまいます。
健康の基準がないので、不健康の基準も分からないのは当然ですよね。
質問の患者さんは今は不健康と自覚しています。寝れなかったことが不健康だと気づかない状態にまで陥っていたので
しっかりと治療を行い、本来の健康的な状態に戻ればさらに実感されると思います。機会がきたら体験談を掲載したいと思います。
